オフィス防災セットの選び方|1人分の備蓄量と置き場所を解説

オフィス防災セットの選び方|1人分の備蓄量と置き場所を解説

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会社にいる時に地震が来たら、と考えたことはありますか。私は数年前まで「自宅の防災セットさえあれば大丈夫」だと思っていて、平日の日中に被災する可能性なんて完全に見落としていました。実際に総務省の資料を読むと、大都市では帰宅困難者が数百万人規模で出ると想定されていて、正直ぞっとしました。

それからはデスクの引き出しに最小限のセットを置くようにしています。会社の備蓄に任せきりにせず、自分の分だけでも用意しておく。この記事では、オフィスに置く防災グッズの必要量と置き場所の工夫を、私が実際にそろえたものを交えて紹介します。

なぜオフィスにも防災備蓄が必要なのか

大規模災害が発生すると、公共交通機関が止まり道路も混雑するため、無理に帰宅しようとするとかえって危険です。多くの自治体は「むやみに移動を開始しない」ことを呼びかけており、そのためには職場に最低3日分の水・食料・簡易トイレなどを備えておく必要があります。会社として備蓄がある場合でも、デスクに個人用の最小セットを置いておくと、共有備蓄が届くまでの数時間をしのげます。

1人あたりの備蓄量の目安

品目 3日分の目安 備考
飲料水 500ml×9本(1日3本目安) デスク下に置ける500mlペットボトルが現実的
非常食 3食×3日=9食分 調理不要でそのまま食べられるものを優先
簡易トイレ 1日5回×3日=15回分 断水時は社内トイレが使えなくなる前提で備える
モバイルバッテリー 1〜2個 スマホの充電が途絶えると安否連絡・情報収集ができなくなる
歩きやすい靴 1足 帰宅を判断した際にヒール・革靴のままでは長距離を歩けない

会社が全社員分を一括備蓄しているケースもあるため、まずは総務・BCP担当に確認してから個人用の不足分を揃えると重複購入を避けられます。

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オフィス用防災セット(デスク下収納タイプ)

水・非常食・簡易トイレ・アルミブランケットなどが薄型のケースにまとまった、デスク下や更衣室ロッカーに収納しやすいタイプです。個人用の最小セットとして導入しやすい価格帯の商品が中心です。

  • ケースの厚みがデスク下の空間に収まるか事前に採寸しておく
  • 法人でまとめ買いする場合は人数分の在庫があるか確認する

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帰宅困難者用 徒歩帰宅セット(靴・雨具付き)

長距離を歩いて帰る判断をした場合に備え、軽量の折りたたみシューズや雨具、反射材、地図などがセットになった商品です。オフィスに置いておけば着替えなしでもすぐ持ち出せます。

  • 普段の通勤靴のサイズに合わせて折りたたみシューズのサイズを選ぶ
  • 台風シーズン前は雨具の劣化がないか点検する

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置き場所の工夫

  • デスク下・引き出しの奥など、普段の業務の邪魔にならない場所に固定する
  • ロッカーがある職場は個人ロッカーの上段に薄型ケースで収納する
  • 共有備蓄品(会社支給分)とは別に「自分専用」の最小セットを持つと安心感が違う
  • 在宅勤務が多い人は職場用と自宅用で中身を分けて重複を避ける
  • 季節家電(扇風機・カイロ)は夏冬で入れ替える

情報収集・連絡手段も備えておく

災害時は携帯電話回線が混雑してつながりにくくなるため、モバイルバッテリーと予備の充電ケーブルは最優先で備えるべき品目です。あわせて、家族との安否確認方法(災害用伝言ダイヤル171・SNSでの安否確認機能など)を事前に決めておくと、いざという時に迷いません。

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大容量モバイルバッテリー(複数台同時充電対応)

スマートフォンを3〜4回フル充電できる容量のものを1つデスクに置いておくと安心です。同僚と共有できる複数ポートタイプなら、いざという時にオフィス全体の助けになります。

  • 半年に一度は充電状態を確認し、放電しすぎていないかチェックする
  • USB-CとLightning両方に対応したケーブルもあわせて備える

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  1. 災害用伝言ダイヤル171の使い方を家族と事前に確認しておく
  2. 会社の安否確認システム(導入している場合)にあらかじめ登録しておく
  3. 職場の避難経路・一時集合場所を入社時だけでなく年1回は再確認する

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まとめ

自宅の備えは完璧でも、被災する場所は自宅とは限りません。デスク下のちょっとしたスペースに水と簡易トイレ、モバイルバッテリーを置いておくだけで、いざという時の安心感がまったく違います。まずは今日、引き出しの空きスペースを確認するところから始めてみてください。

よくある質問

会社に備蓄があれば個人で用意する必要はありませんか?

会社の備蓄は全従業員分が同時に必要になった場合に不足することがあります。総務・BCP担当に備蓄状況を確認したうえで、モバイルバッテリーや歩きやすい靴など個人差が出やすい品目だけでも自分のデスクに備えておくと安心です。

地震の後、すぐに歩いて帰宅してもいいですか?

多くの自治体は発災直後の「むやみな移動開始」を控えるよう呼びかけています。道路の混雑や落下物の危険があるため、職場や周囲の状況を確認し、安全が確保できてから行動を判断してください。

デスク下に置くスペースがない場合はどうすればいいですか?

個人ロッカーの上段や更衣室の棚など、薄型ケースに入る備蓄品を検討してください。最低限モバイルバッテリーと簡易トイレだけでもデスク周りに置いておくと、初動の安心感が大きく変わります。