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結婚してすぐの頃、防災セットを買おうとして「1人用を2つでいいか」と思いカートに2セット入れかけたことがあります。でも会計直前に「懐中電灯が2本、ラジオも2台になるけど本当にこれでいいのか」と引っかかって、一度カートを空にしました。
調べてみると、2人暮らし向けには水や食料は2人分、でもライトやラジオのような共有できる装備は1セットでまとめる「2人用セット」という選び方があると分かりました。この記事では、そのとき私が整理した2人分の備蓄量と、1人用×2との違いをまとめています。
1人用セットを2つ買うのが非効率な理由
1人用の防災セットには、それぞれにライトやラジオ、笛、軍手といった世帯で共有できる装備が1セットずつ入っています。同じものを2つ買うと、水や食料は必要な分だけ増える一方で、共有できるはずの装備まで重複して余分な出費とかさばりが発生します。2人用セットは、共有装備を1セット・消耗品(水・食料・トイレ)を2人分にまとめて設計されているため、同じ予算でもリュックの数やコストを抑えやすいのが利点です。
2人分の備蓄量の目安
| 品目 | 1人あたり3日分 | 2人分の目安 |
|---|---|---|
| 飲料水 | 3L(1日1L目安) | 9L(2Lペットボトル4〜5本) |
| 非常食 | 9食(3食×3日) | 18食分 |
| 簡易トイレ | 15回分(1日5回) | 30回分 |
| モバイルバッテリー | 1〜2個 | 2〜3個(2台同時充電できる容量が便利) |
| 下着・衣類 | 3日分 | 2人分×3日分(サイズ違いに注意) |
水と非常食は1人分の量を単純に2倍にすれば足りますが、ライト・ラジオ・工具類などの「共有できる装備」まで2倍にする必要はありません。ここを混同すると予算オーバーの原因になります。
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2人用防災セット(リュック2個・共有装備込みタイプ)
水・非常食・簡易トイレなどの消耗品が2人分、ライトやラジオなどの共有装備が1セットにまとまった、夫婦・二人暮らし向けの防災セットです。リュックが2個に分かれているタイプなら、片方が持ち出せない状況でも荷物を分散できます。
- リュックが1個にまとまったタイプと2個に分かれたタイプがあるので、避難時に2人が別行動する可能性も考えて選ぶ
- 同棲・ルームシェアの場合は退去時の荷物分けを見据えて品目リストを確認しておく
体格差・好みの違いへの対応
2人用セットで見落とされがちなのが、体格や好みの個人差です。既製の2人用セットは靴のサイズやレインコートのサイズが標準的なものしか入っていないことが多く、体格差のあるカップルや夫婦では片方に合わないケースがあります。また非常食もアレルギーや味の好みが分かれるため、セットの中身をそのまま使うのではなく、届いた後に個別調整することを前提に選ぶと失敗が少なくなります。
- 靴・雨具は既製サイズが合うか事前に確認し、合わなければ個別に買い足す
- 非常食はセットの内容を見て、苦手な味やアレルギー食材がないか確認する
- 生理用品・常備薬など個人差が大きいものはセットに頼らず自分で追加する
- 食料・水はまとめて1箇所に置かず、2人がそれぞれ持ち出せる場所に半分ずつ分散させる
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非常食セット(2人×3日分・アレルギー対応表示あり)
2人×3日分の主食・おかずがまとまった非常食セットです。アレルギー表示や原材料が確認しやすい商品を選ぶと、体質や好みの違いがあるカップル・夫婦でも安心して備蓄できます。
- 同じ味ばかりだと災害時に食が進みにくいため、味のバリエーションがあるセットを選ぶ
- 賞味期限が来る前に食べて買い替える「ローリングストック」を2人で分担すると続けやすい
置き場所と持ち出し方の工夫
2人用セットは荷物量が単身用より多くなるため、玄関に置きっぱなしにできる場所を確保できるかが選ぶ際の実務的なポイントになります。リュック2個タイプなら、一方を寝室、一方を玄関に分散して置くことで、就寝中に被災した場合と外出中に被災した場合の両方に備えられます。賃貸で置き場所が限られる場合は、薄型・スタッキング可能なケースタイプを選ぶと収納の負担が減ります。
- 災害用伝言ダイヤル171や安否確認アプリの使い方を2人で事前に確認しておく
- どちらか一方が不在時に被災した場合の集合場所を決めておく
- 半年に一度、2人で一緒に中身を点検する日をカレンダーに入れておく
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まとめ
2人暮らしの防災は、片方任せにすると案外抜け漏れが出やすいものです。この記事を読み終えたタイミングで、パートナーと一緒に「うちは何が足りていないか」を5分だけ話してみてください。それだけでも備えの精度はぐっと上がります。
よくある質問
1人用セットを2つ買うのと2人用セットではどちらがお得ですか?
ライトやラジオなど共有できる装備まで重複して買うことになるため、多くの場合2人用セットのほうが同じ予算で無駄が少なくなります。ただし水や非常食などの消耗品は結局2人分必要になる点は変わりません。
2人の体格差が大きい場合、既製の2人用セットで問題ありませんか?
靴のサイズやレインコートなどは標準サイズしか入っていないことが多いため、体格差が大きい場合はセットの中身を確認し、合わない品目だけ個別に買い足すことをおすすめします。
同棲や賃貸で置き場所が限られる場合はどうすればいいですか?
リュックが1個にまとまったコンパクトタイプや、薄型でスタッキングできるケースタイプを選ぶと収納の負担を抑えられます。玄関と寝室の2箇所に分散して置くと、被災時の状況に応じて取り出しやすくなります。

